この記事では、ポケモンカードゲーム スカーレット・バイオレットおよびMEGAシリーズに登場するトレーナーのポケモンについて、特徴や使いこなし方を解説する。トレーナーのポケモンの一覧も掲載。
トレーナーのポケモンの特徴
- カード名にトレーナー名が記載されている。
また、ポケモンのイラスト右下にトレーナーのイラストが表示されている。

- 通常のポケモンとは別のカードとして扱う。
通常のポケモンとトレーナーのポケモンはそれぞれ4枚までデッキに入れることができる。
通常のポケモンからトレーナーのポケモンへは進化できず、トレーナーのポケモンから通常のポケモンへは進化できない。

- 「〇〇のポケモン」を対象とする効果を受けられる。



トレーナーのポケモンを使いこなす
足りないところを他のカードで補おう
トレーナーのポケモンたちは、トレーナーごとに ある程度得意なことと苦手なことがはっきりするようにデザインされている。その苦手の部分を他のカードで上手く補ってあげることで、デッキとして戦いやすくなる。
- Nのゾロアークexデッキ
得意:手札補充(Nのゾロアークex「とりひき」)、エネルギーをつけること(「Nのポイントアップ)」
苦手:高いダメージを出すこと
→ モモワロウexと「くさりもち」のコンボや「からておうの稽古」でダメージを補う。 - ナンジャモのハラバリーexデッキ
得意:エネルギーを付けること(ナンジャモのハラバリーex「エレキストリーマー」)、手札補充(ナンジャモのタイカイデン「フラッシュドロー」)
苦手:ポケモンの展開
→ 「なかよしポフィン」を多めに入れてたねポケモンを出しやすくしたり、「カナリィ」を採用して雷ポケモンたちを手札に集めやすくする。
トレーナーのポケモンとトレーナーズ一覧
N(エヌ)
初登場:ブラック・ホワイト(イッシュ地方)
幾度となく主人公に戦いを挑んでくる謎の青年。
Nのポケモン(全15匹)















Nのポケモンデッキの中心となるのはNのゾロアークex。ベンチのNのポケモンのワザを代わりに使うワザ「ナイトジョーカー」で、個性豊かなNのポケモンたちのワザを使い分けて戦うのが特徴。
「ナイトジョーカー」でよく使われるワザとしては、高いカウンター性能を持つNのレシラムの「パワーレイジ」、高ダメージを持つNのゼクロムの「ランページサンダー」、相手のベンチを攻撃できるNのヒヒダルマの「ひだるまキャノン」など。
それ以外にも、NのチョロネコやNのバイバニラも面白いワザを持っている。デッキの組みがいがあるポケモンたちだ。
Nのポケモンを補助するトレーナーズ



エネルギーを加速できる「Nのポイントアップ」と、逃げるためのエネルギーを節約できる「Nの城」は、いずれもNのポケモンを強力にサポートするデッキの要。
「バーベナとヘレナ」は、使う難易度・使えたときの効果ともに最強クラスのロマンギミック。デッキビルダーとしての実力が試される。
リーリエ
初登場:サン・ムーン(アローラ地方)
主人公と共に冒険する少女。
リーリエのポケモン(全4匹)




リーリエのポケモンは非常に数が少なく、リーリエのポケモンだけでデッキを組むのはあまり現実的ではないというのが正直なところ。リーリエのキュワワーの「はなまねき」など面白い性能なのだが、悲しいかなベンチに出したいリーリエのポケモンが居ないのである。
リーリエのピッピexは、特性「フェアリーゾーン」が唯一無二の強力な特性を持っており、よく使われている。
リーリエのポケモンを補助するトレーナーズ

「リーリエのしんじゅ」は、取られるサイドが1枚少なくなるという効果はACE SPEC級の非常に強力な効果を持つ。が、肝心のリーリエのポケモンが少ないために真価を発揮しきれていない節がある。
リーリエのピッピexを採用しているデッキでピッピ専用アイテムとして採用してもいいのだが、そもそものリーリエのピッピex自体が活躍する場面を選ぶカード(主に、対ドラゴンタイプ専用)なので、さらに「リーリエのしんじゅ」まで採用してしまうとデッキの枠がかなり狭まってしまう。悩ましい。
ホップ
初登場:ソード・シールド(ガラル地方)
ガラル地方のチャンピオン・ダンデの弟であり、主人公と共に冒険する。
ホップのポケモン(全13匹)













トレーナーズやホップのカビゴンの特性「ふとっぱら」の効果でホップのポケモンを強化して戦うのがコンセプト。
ポケモンexであるホップのザシアンexはもちろん、ワザ「気まぐれスピット」が強いホップのウッウもほぼスタメン。なんなら、ホップのウッウ単騎で他のデッキに出張していることもしばしば。
最近ではホップのボクレーとホップのオーロットも注目が集まっている。いずれも「ホップのこだわりハチマキ」があればエネルギーなしで強力なワザを撃つことができる。
ホップのポケモンを補助するトレーナーズ



いずれも強力な効果を持つトレーナーズたち。ポケモンの展開、エネルギーの補助、ダメージのアップと一通り揃っている。あとは、手札を補充する手段さえ組み込んであげればホップデッキとして成立する。
ナンジャモ
初登場:スカーレット・バイオレット(パルデア地方)
ハッコウシティのジムリーダー。でんきタイプのポケモンの使い手で、「エレキトリカル★ストリーマー」として知られる動画配信者。
ナンジャモのポケモン(全6匹)






ナンジャモのタイカイデンの「フラッシュドロー」による手札補充とナンジャモのハラバリーexの「エレキストリーマー」によるエネルギー加速を兼ね備えており、非常によくまとまったコンセプトをしている。ナンジャモのポケモンと基本雷エネルギーを集めてデッキにするだけである程度戦えそうな勢い。
ナンジャモと、後にポケモンレジェンズZ-Aで登場したカナリィとは、電気タイプ使い・配信者という共通項がある。キャラが被っているというフシもあるが、ポケカに登場したサポート「カナリィ」とナンジャモのポケモンたちとの相性は良好。デッキの核となる進化ポケモンたちを手札に加えることができる。
ナンジャモのポケモンを補助するトレーナーズ

実は、ナンジャモのポケモンだけを対象とするトレーナーズは存在しない。実質的にその役割を担うと考えられる「ハッコウシティ」は、ナンジャモデッキであれば入れて損はない一枚。ナンジャモデッキ以外でもちょくちょく使われている。
マリィ
初登場:ソード・シールド(ガラル地方)
スパイクタウンジムリーダーであるネズの妹。主人公のライバル的ポジションの一人。かわいい。
マリィのポケモン(全8匹)








マリィのオーロンゲexは、トレーナーのポケモンの中でも屈指の強豪。トレーナーのポケモンたちが登場する前から対戦環境で暴れていた怪物たちと正面から(?)殴り合ってきたハードパンチャーである。
対戦環境ではユキメノコ・マシマシラと組んでいることが多いが、マリィのポケモンデッキとして組んでも十分に強力。マリィのオーロンゲexの「パンクアップ」によるエネルギー加速と専用スタジアム「スパイクタウンジム」の展開力が非常に大きい。
マリィのポケモンを補助するトレーナーズ

「スパイクタウンジム」は、マリィのポケモンであれば、たねポケモンでも進化ポケモンでも手札に加えられるのが強力。特に、通常は「ハイパーボール」を使わなくては手札に加えられないポケモンexのマリィのオーロンゲexを手札に加えられるのがよいところ。
ダイゴ
初登場:ルビー・サファイア(ホウエン地方)
ルビー・サファイアではホウエン地方のチャンピオン。鋼タイプのポケモンの使い手。
ダイゴのポケモン(全7匹)







ダイゴのメレシーの特性「ストーンパレス」や専用スタジアム「いしのどうくつ」でダメージを軽減しつつ、ダイゴのメタグロスexが粘り強く戦うのがコンセプト。
登場した当初は、高いダメージで一撃必殺を狙ってくるデッキが多く、その粘り強さが活かしづらかった。レギュレーション更新で環境が変わった今こそ、耐久コンセプトが活きるときかもしれない。
ダイゴのメタグロスexの「エクスブート」が強いので、それだけでデッキになるという話もある。エネルギー加速は正義。
ダイゴのポケモンを補助するトレーナーズ

けして弱い効果ではないのだが、前述した通りに耐久コンセプトが生きづらい世界であったためにあまり日の目を見ていない。まぁ、洞窟だし、陽の光が当たらないのは当たり前かもしれないのだが。
ヒビキ
初登場:ハートゴールド・ソウルシルバー(ジョウト地方)
「ハードゴールド・ソウルシルバー」の男主人公(名前はプレイヤーが自由に決められる)。
女主人公を選んだ場合は、主人公の冒険を手助けする友達として登場する。
ヒビキのポケモン(全9匹)









最も活躍しているのはヒビキのバクフーン。倒されてもサイドを1枚しか取られない非exポケモンでありつつ、「ヒビキの冒険」を使いまくりながら「バディブラスト」を放つコンセプトが非常に強い。
ヒビキのホウオウexも唯一無二の特性「こんじきのほのお」でつけたエネルギーを上手く活用するコンセプトのデッキが強力。
その他、ヒビキのマグカルゴやヒビキのウソッキーなど、しっかり強力なワザを持っているポケモンも多い。
ヒビキのポケモンを補助するトレーナーズ

「ヒビキの冒険」は、ポケモンもエネルギーも持ってこれる便利なサポート。ヒビキのバクフーンデッキにおいてはデッキの核となる。
カスミ
初登場:赤・緑(カントー地方)
ハナダシティジムのジムリーダー。水タイプのポケモンの使い手。「おてんば にんぎょ」との異名を持つ。
カスミのポケモン(全6匹)






なんと、カスミのポケモンはポケモンexがいない。ホップは2匹(ザシアンとバチンウニ)持っているのに、どうして。
その代わりということでもないが、カスミのギャラドスの「ザブザブパニック」が強く、このワザを中心にデッキを組むことができる。デッキに大量のカスミのポケモンを仕込み、「ザブザブパニック」の大ダメージを狙っていこう。
ワザでしっかりダメージが出るカスミのスターミーや、「ザブザブパニック」を補助するカスミのコダックなど、ギャラドス以外のポケモンも粒揃い。もはやポケモンexはいないというより、要らないまである。
シロナ
初登場:ダイヤモンド・パール(シンオウ地方)
シンオウ地方のポケモンリーグチャンピオン。様々なタイプのポケモンを使う。
シロナのポケモン(全8匹)








デッキの中心となるのはシロナのガブリアスex。進化元であるシロナのガバイトが特性「おうじゃのよびごえ」でシロナのポケモンたちを集め、一丸となって戦う。
ワザのダメージを上げるシロナのロズレイドや、シロナのガブリアスexが耐えたダメカンを活かして反撃するシロナのミカルゲもシロナデッキの常連。
エネルギーの加速手段を持たないことだけが厳しくはあるものの、それ以外の多くを持つ強力なデッキだ。
シロナのポケモンを補助するトレーナーズ

「シロナのパワーウェイト」はHPを70も上げるポケモンのどうぐで、非常に強力。シロナのガブリアスexにつければHPは400となり、もはやメガシンカexを超越する。進化元のポケモンやシロナのロズレイドを守るためにつけるのも良い。
ペパー
初登場:スカーレット・バイオレット(パルデア地方)
秘伝スパイスを探している青年。主人公と共に戦う。
ペパーのポケモン(全6匹)






ペパーの「サンドウィッチ」を使いまくってペパーのマフィティフexが暴れるのがコンセプトだと思われる。
ペパーのマフィティフexは1エネルギーで150ダメージが出せる1進化ポケモンであり、ワザを使うためのエネルギーも選ばないので、かなり小回りは効く。「おやぶんヘッド」も、「イグニッションエネルギー」だけで使えてよい。
ペパーのポケモンを補助するトレーナーズ

HPを100も回復できるのは中々。「ジャンボアイス」でも条件付きで80回復なのだ。
通常は30回復のところ、ペパーのポケモンであれば100回復する。ペパーのポケモンからペパーへの愛を感じる、素敵な一枚。
ロケット団
初登場:赤・緑(カントー)
ポケモンを利用する悪の組織。
ロケット団のポケモン(全52匹)




















































見ての通り、非常に種類が多いのである。これだけ多いので、ロケット団デッキと一口に言ってもその構築は多岐にわたる。
- ロケット団のミュウツーex
たねポケモンながら280もある高いHPと、高めのダメージが出せるワザ「イレイザーボール」を武器に戦う。相棒となるロケット団のワナイダーも強く、ミュウツーの超タイプとワナイダーの草タイプで幅広く弱点を突きやすい点が魅力。 - ロケット団のクロバットex
ダメカンを乗せられる特性を活かし、他のポケモンexと組んで戦うことが多い。 - ロケット団のポリゴン2、ロケット団のポリゴンZ、ロケット団のドンカラス
「ロケット団」と名の付くサポートをトラッシュすることで戦うポケモンたち。ポケモンexでなく、倒されてもサイドを1枚しか取られないにも関わらず高いダメージを出して戦うことができる。
- ロケット団のワナイダー
自前でエネルギーを付ける特性「チャージアップ」、最大180ダメージのワザ「ロケットラッシュ」が強力。ロケット団のミュウツーexデッキでは主役を食う勢い。 - ロケット団のフリーザー
特性「レジストヴェール」で、たねポケモンのロケット団のポケモンをワザの効果から守る。フーディンの「ハンドパワー」やドラパルトexの「ファントムダイブ」のダメカンから味方を守れる強力な効果。 - ロケット団のミミッキュ
「テラスタル」のワザをコピーできるワザ「ほうせきごっこ」の使い手。ドラパルトexの「ファントムダイブ」やソウブレイズexの「アメジストレイジ」をコピーしたい。
ロケット団のポケモンを補助するトレーナーズ











これまた数が多いが、デッキの中心となるのはロケット団のサポートたち。
「ロケット団のラムダ」以外はロケット団のポケモンを使うデッキ専用の効果を持つ。その制約がある分だけ性能が高く、これらのサポートを使えることがロケット団デッキの強みの一つ。唯一、汎用性の高い効果を持つ「ロケット団のラムダ」も、その汎用性の高さを活かし様々なデッキに組み込まれている。もちろんロケット団デッキでも強い1枚。
また、これらのサポートをより強力にしているのが「ロケット団のレシーバー」と「ロケット団のファクトリー」の2枚。「ロケット団のレシーバー」はその場に応じて必要なサポートを手札に加えることができ、「ロケット団のファクトリー」は単純に手札を増やすことができる。
ロケット団エネルギー

なんと、専用の特殊エネルギーまであるのだ。1枚でエネルギー2個分として働く効果は貴重で非常に強い。
エリカ
初登場:赤・緑(カントー地方)
タマムシシティジムのジムリーダー。草ポケモンの使い手。生け花が趣味。
エリカのポケモン(全7匹)







エリカのモンジャラが特性「ひゃっかりょうらん」でエリカのポケモンを呼び、大量展開するのがコンセプト。
エリカのラフレシアexの「パウダーブルーム」、エリカのウツボットの「はなぞのロンド」共に共に強く、アタッカーも申し分なし。
エネルギーを付ける手段が少ないことだけが悩み。「ひゃっかりょうらん」や「はなぞのロンド」の性能的に、できればエリカのポケモンだけで完結させたいところなのだが。
アオキ
初登場:スカーレット・バイオレット
チャンプルタウンジムのジムリーダーであり、ポケモンリーグ四天王であり、ポケモンリーグ営業部の一員でもある。ジムリーダーとしてはノーマルタイプ、四天王としては飛行タイプの使い手。
アオキのポケモン(全8匹)








アオキのネッコアラが「むきりょくチャージ」でエネルギーを付け、アオキのポケモンたちで戦うコンセプト。
アオキのノココッチexが「おしごとラッシュ」で頑張ってゆくかと思いきや、意外とアオキのムクホークが「フェザーストライク」していくのが強いかもしれない。
トレーナーのポケモンっぽいポケモン
おまけとして。トレーナーのポケモンではないものの、特定のサポートと組み合わせられるポケモンがちょこちょこ存在する。
いずれも面白い性能をしており、これらを軸にデッキを組むのも一興。
アンズ(クロバット 、「アンズの秘儀」)


クセロシキ(カラマネロ 、「クセロシキのたくらみ」)


ハイダイ(ケケンカニ、ミガルーサ、「ハイダイ」)



マコモ(ムシャーナ 、「マコモ」)


カナリィ(エレザード、「カナリィ」)


メイ(ジャローダ、「メイのはげまし」)


タラゴン(カバルドン、「タラゴン」)


まとめ
この記事では、ポケモンカードゲーム スカーレット・バイオレットおよびMEGAシリーズに登場するトレーナーのポケモンについて解説した。


