「キチキギスex|さかてにとる」の使い方【初心者向け解説】

「キチキギスex|さかてにとる」の使い方【初心者向け解説】 カード単体解説

この記事では、キチキギスexの強みと使い方を解説する。

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キチキギスexの強みと使い方

特性「さかてにとる」

前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていた場合、自分の山札からカードを3枚引くことができる特性。キチキギスexの強さはこの特性「さかてにとる」にある。

手札を補充し、戦いをサポートする

相手のポケモンのワザで自分のバトルポケモンがきぜつさせられた次の番に、手札からキチキギスexを出したり、「ネストボール」でキチキギスexを出したりすると「さかてにとる」が使え、それだけで山札を3枚引くことができる。

この3枚で、使いたいサポートを引いたり、エネルギーを引いたりして反撃に繋げることができるのが非常に魅力的

また、その後もキチキギスexが生き残っていれば、自分のポケモンが倒されるたびに「さかてにとる」を使って山札を引くことができる。1匹のポケモンの仕事としては多すぎるくらいだ。

ワザ「クルーエルアロー」

「さかてにとる」目当てで採用されがちなキチキギスexではあるが、「クルーエルアロー」も強力なワザ。相手のポケモン1匹(ベンチ含む)に100ダメージを与えることができる。

「ボスの指令」や「カウンターキャッチャー」などを使わなくてもベンチポケモンを攻撃できるのが便利。ダメージを受けてからにげた相手のポケモンを倒したり、HPの低いシステムポケモン(エネルギーを付けたり、山札を引いたりといった特性を持ち、相手の戦いをサポートしているポケモン)を倒したりと器用な戦い方をすることができる。

エネルギーを使うためのタイプは選ばないので、基本的にどんなデッキでもワザが使える。3つエネルギーを手札から貼るのはちょっと大変だが、「アカマツ」などを採用しているデッキであれば比較的エネルギーが付けやすいので、「クルーエルアロー」を優先して使うシーンがしばしばある。

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キチキギスexと他のカードの組み合わせ

スボミー

スボミーはワザ「むずむずかふん」が非常に強力だが、HPが30と低く倒されやすいポケモン。倒されやすいことを文字通り逆手に取り、キチキギスexの「さかてにとる」を使おう。

「むずむずかふん」で相手を妨害したあとに「さかてにとる」で山札を引くので、相手との差を大きく付けることができるぞ。

ドロンチ

ドロンチの「ていさつしれい」も、「さかてにとる」同様に手札を増やすことができる特性。

「ていさつしれい」と「さかてにとる」が両方使える場合、多くの場合は「さかてにとる」を先に使う方がよい。

先に「さかてにとる」を使っておくことで、「さかてにとる」で引いた3枚を確認してから「ていさつしれい」で手札に加えるカードを選ぶことができるからだ。

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キチキギスexの使用例

Case1. 「さかてにとる」が使えれば望みの動きができる場面

「ハイパーボール」さえ使うことができれば、リザードンexを手札に加えて勝利できる場面。だが、「ハイパーボール」のためにトラッシュする手札が足りない。

このような、手札の枚数さえあれば望みの動きができる場面で「さかてにとる」は強力に働く。

「ネストボール」でキチキギスexをベンチに出し、「さかてにとる」が使えれば、手札を増やして「ハイパーボール」が使えるようになる。

Case2. 「さかてにとる」で勝ち筋を拾える場面

ドラパルトexがワザ「ファントムダイブ」を使うことができれば勝利できる場面。だが、エネルギーが足りずワザを撃つことができない。

「さかてにとる」を使い、基本炎エネルギーか基本超エネルギーが手札に加わればワザを使って勝利することができる。

山札やトラッシュの状況次第だが、「大地の器」や「夜のタンカ」を引いてもエネルギーを手札に加えられるかもしれないし、それらのグッズを手札に加えられる「ペパー」でもいいかもしれない。「さかてにとる」は3枚も山札を引けるので、けして分の悪い賭けではないだろう。

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キチキギスexに関するルール

「さかてにとる」の発動条件

少しややこしいのが、「前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていたなら」というテキスト。このテキストを完全に満たしていないと、「さかてにとる」は使えない。

「さかてにとる」が使えないケース

「さかてにとる」が使えないケースのキーワードは「前の相手の番」

例えば、「前の自分の番」に自分のポケモンがきぜつしていたり、「ポケモンチェック」のタイミングで自分のポケモンがきぜつしていたりすると、それだけでは「さかてにとる」の条件が満たせない。

※ポケモンチェック…自分と相手、それぞれの番が終わるたびに、場のポケモンの状態を確認すること。どくややけどなどの特殊状態の処理(ダメカンを乗せたり、特殊状態から回復したりなど)をしたり、ポケモンチェックで発動する特性(ユキメノコの「いてつくとばり」など)の処理をしたりする。

前の自分の番に、自分のレアコイルが特性「かじょうほうでん」できぜつした。この場合「さかてにとる」は使える?

→ 使えない。

きぜつしたのが、「前の相手の番」ではなく、「前の自分の番」であるため。

前の相手の番の終わりに、自分のポケモンが「どく」のダメカンできぜつした。この場合「さかてにとる」は使える?

→ 使えない。

きぜつしたのが、「前の相手の番」ではなく、「ポケモンチェック」のタイミングであるため。

あまり例が多くはないが、「相手のポケモンをトラッシュする」といった効果で自分のポケモンがトラッシュされた場合、「さかてにとる」は使えない。「きぜつ」ではないためである。

前の相手の番に、ロケット団のファイヤーexのワザ「イビルバーン」の効果で自分のポケモンがトラッシュされた。この場合、「さかてにとる」は使える?

→ 使えない。

「きぜつ」ではなく「トラッシュ」であるため。

「さかてにとる」が使えるケース

「前の相手の番」にさえ自分のポケモンがきぜつしていれば、それ以外の条件は特にない。例えば、以下のようなケースでも「さかてにとる」が使える。

前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしていた。その後の自分の番にキチキギスexを場に出しても、「さかてにとる」は使える?

→ 使える。

前の相手の番に自分のポケモンがきぜつするとき、キチキギスexが場にいる必要はない。

前の相手の番に、相手のヨノワールの特性「カースドボム」で自分のポケモンがきぜつしていた。この場合、「さかてにとる」は使える?

→ 使える。

「特性」によるダメージや、「ワザの効果」によるダメージであっても、前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしていたなら「さかてにとる」が使える。

キチキギスexを採用しているデッキ

特性「さかてにとる」の汎用性が高いため、非常に多くのデッキで採用されている。以下に、当ブログで公開しているデッキ解説記事の一部を紹介する。

キチキギスexの入手方法

カードショップや通販で購入する

最もオススメな方法。1枚あたり300円前後で買えるイメージ(2025年7月現在)。

デッキビルドBOX

ポケカを始めたばかりで、キチキギスex以外のカードも含めてあまり持っていないという場合は、デッキビルドBOXを買うのもよいだろう。対戦でよく使われるカードがまとめて入ったセットで、カード1枚1枚を買うよりもコスパがよい。

拡張パックを買う

目当てのカードを引き当てられる確率は低いのであまりオススメしないが、開封を楽しみたい場合や、他にも狙っているカードがある場合に。

強化拡張パック「ナイトワンダラー」は、キチキギスexが初登場したパック。ほかによく使われるカードとしては、サマヨール、ヨノワール、モモワロウex、「夜のタンカ」など。

ハイクラスパック「テラスタルフェス」は、イーブイたちを目玉に、様々な汎用カードが再録されたパック。キチキギスexの他にも対戦でよく使われるカードが大量に収録されている。人気のパックなので購入が難しいが、ポケモンセンターなどではパック数限定で販売しているのをよく見かける。入手できればぜひ開けてみてほしい。

まとめ

この記事では、キチキギスexの強みと使い方を説明した。ぜひ使ってみてほしい。

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